1982年、ウラル山脈の鉱山町カチカナルにあるフォルマンタ工場で、あるシンセサイザーの生産が始まりました。黒い箱のような筐体に、戦車のキャタピラを思わせる筋入りのサイドパネル。フィルターは、本来その用途を想定していない2つのオペアンプで組まれています。名前は Поливокс。西側では Polivoks や Polyvox と書かれ、のちに Goldfrapp や Franz Ferdinand のレコード、そして Mick Gordon による『DOOM』のスコアで鳴ることになります。
このジャーナルは、その楽器の回路、音、人、そして伝説についての記録です。書いているのは、この楽器を再構築した Duovox の開発チーム。画像はすべてプラグインのスクリーンショットで、音もすべてプラグインでレンダリングしています。宣伝しているところははっきりそう書き、噂にすぎない話は噂だと書きます。
この8つは、どれも同じ2オシレーターのパネルの別々の技です。歪んだベース、低音を失わずに叫ぶフィルター、ひとりでにループするエンベロープ、1つのフィルターを分け合う2つの鍵盤、上にしか動かない矩形波トリル、オーディオレートのクロスモジュレーション、フィルターから作るキック、そして工場のパスポートに載っていた蒸気機関車。下のチュートリアルで、ひとつずつ分解していきます。
つまみ単位で音作りを覚える
実際のパネルで組むステップごとのパッチ。スクリーンショットと、回せるプレイヤー付きです。まずはベースから。
すべてのつまみを回して聴く
文章は少なめ、つまみは多め。1982年のパネルの全コントロールにプレイヤーを付け、オシレーターは実機の録音と比べて測っています。
どこで生まれ、誰が弾いたか
ウラジーミル・クジミンの設計、それを作ったウラルの工場、そしてこの楽器が鳴っているレコード。すべての主張に出典を付け、出典の確かさで評価しています。
正直な比較
見つけられた限りの Polyvox エミュレーション、同時代の名モノシンセ、そして実機を買うべきかどうか。
なぜ作ったのか、何に向いているのか
ここは宣伝のパートですが、具体的に書きます。Duovox にできること、合うジャンル、そしてできないこと。

- 1982年のパネルをつまみ単位で完全再現。フィルターの叫び、ループするエンベロープ、デュオフォニックも
- 2チップ・フィルターを4倍/8倍オーバーサンプリングでモデル化し、実機の録音で校正
- 10バンクと5パックに257プリセット、ベースやリードやスクリームを作る GEN ボタン
- 1982年の実機にはない機能も:ポリモード、ベロシティ、ピッチベンド、ドリフト、リアパネル
